4 / 15 ページ
昭和38年に大分県で登録の御刀です。長州住二王直清作。刃渡り71.6センチ、反り1.5センチ。白鞘入り、拵付き。ご依頼者様が展示即売会で一目惚れをしたという御刀をお預かりし、武道用の拵をおつくりしました。もともと若い頃に剣道・居合道を学ばれていた方で定年を期に再度居合を始められたと伺っています。白鞘入り、拵付きの状態で求められ、付属の時代物の拵は保管・鑑賞用として別途武道稽古用の拵一式をご依頼いただきました。
大切先刀身の刃渡り2尺5寸、柄長8寸5分、鞘を払って993gの居合刀です。松尾芭蕉の名句「夏草や兵どもが夢の跡」を主題とし、もののあわれや儚さを表現した拵だとご依頼者様から伺っています。限りある選択肢の中から組合せをご検討のうえ、足りない部分を金具持込というかたちで補っています。
昭和三五年に石川県で登録の御刀です。備中国住貞次。刃渡り32.7センチ、反り0.8センチ。破損した塗鞘付き。ご家族様のご実家にて切先周りを中心に深い錆があり、角鐺の外れるなど一部が破損した塗鞘に白鞘のような白木のままの柄が付くという中途半端な状態で見つかったそうです。この御刀の仕上げ直しと外装一式を整えるご依頼をいただきました。
厚口刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸5分、鞘を払って949gの居合刀です。刀部が特注製作フォームでご用意しているほぼ全ての有償工作をこれでもかとほぼすべて注ぎ込んだ、非常に贅を凝らした一振のご依頼をいただきました。柄も鞘も鮫皮で包み込んで堅牢性を確保すると同時に美観高く仕上がりました。
標準刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸5分、鞘を払って833gの居合刀です。掘出物コーナーで販売していた別注仕上げの鍔をお求めいただき、後日持込みのかたちで拵としておつくりさせていただきました。この鍔はもともと錆色を模した黒染仕上げを銀イブシに仕上げ変更をしたものです。これに合わせすべての刀装具も銀仕上げでまとめられています。
誠に勝手ながら、年末年始期間(2022年12月28日~2023年01月04日)は休業とさせていただきます。よろしくお願いいたします。休業期間中でも商品のご注文はいただけます。またお問合せフォームやメールでいただいた各種お問合せにつきましてはできる限り対応をさせていただきます。ご注文をいただいた商品の発送やお電話でのお問合せにつきましては、恐れ入りますが休業期間後より順次ご対応をいたします。
標準刀身の刃渡り2尺3寸、柄長8寸、鞘を払って810gの居合刀です。かつて甲冑や旗指物などをすべて赤や朱に統一し赤備えと呼ばれた軍装がありました。赤色を表現する塗料は当時高級品だったため武勇に優れた精鋭部隊であることが多く赤備えは武門の誉れとされました。その赤備えを彷彿とさせるように拵の大部分を朱系でまとめた見応えのある居合刀です。
昭和六拾参年に東京都で登録の御刀です。長光作。刃渡り64.7センチ、反り1.6センチ。白鞘付き。「銀製の龍の金具で統一した黒く力強い拵を希望します」とご依頼をいただきました。当店の現代物金具の取扱いではご希望に沿うことが出来なかったため、ご希望に合う金具を別途仕入れて拵としました。
ご依頼者様お気に入りの脇差と孫娘に遺す脇差をお預かりし、それぞれ研ぎ直しのうえはばきと白鞘の新調をご依頼いただきました。銅地金鍍金二重はばきに角口・鳩目の白鞘、もう一方は銅地無地磨きはばきに鳩目の白鞘です。同じ岐阜県に在住のご依頼者様で当店の事務所までお越しいただき、実際にお会いしてお話をしながら楽しくお打合せを進めた事例です。
脇差刀身の刃渡り1尺5寸、柄長5寸5分、鞘を払って560gの模擬刀です。先日ご紹介をした薩摩拵の大刀と合わせて脇差の拵もご依頼をいただきました。本作も大刀と同じく作画の資料とするための資料としてご活用されると伺っています。お国振りが非常に特徴的な薩摩拵とは対照的にごく一般的な脇差の拵をお求めということで、江戸時代の登城差や番差などと呼ばれる拵の特徴をご予算や日程などの諸都合の範囲内でできる限り再現をしました。
標準刀身の刃渡り2尺3寸、柄長9寸、鞘を払って881gの居合刀です。イラストなどを生業とする方から作画の参考資料とするための薩摩拵のご依頼をいただきました。ご予算や日程などの諸都合から一般的な模擬刀製作の範囲内でできるだけ多くの薩摩拵の特徴を再現した模擬刀をご提案しました。本作では薩摩拵のなかでも薬丸自顕流を修めた武士たちの佩刀に多く見られる特徴に注目しています。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸、柄長9寸5分、鞘を払って1,143gの居合刀です。ご依頼者様は無双直伝英信流を学ばれており、なかでも突き技の精度向上に注力していると事前にお伺いをしています。この技の研鑽と習得のための居合刀をご依頼いただきました。