標準刀身2尺4寸、809g

標準刀身2尺4寸、809g

標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長7寸5分、鞘を払って809gの居合刀です。
居合道を学び始めて間もない女性剣士からお求めいただいたはじめての自分の居合刀で、大地や植物を連想させる風雅な色合いでまとめられています。 刃渡りに対して少し短めの柄前はご提示いただいた手のひら写真をもとに職人が柄形を調整しました。

握りしめた拳のような丁字乱れが特徴的な拳形丁子刃文。幕末の維新志士の中でも人気の高い坂本龍馬の佩刀としても知られる陸奥守吉行の作風を想わせます。 鍔は早春の梅花を鋤出彫や陽透かしで表現した木瓜形の梅図鍔を掛けます。ステンレス製で少し重めですがバランスを崩すほどではありません。

ご提示いただいた手のひら写真を参考に調整をした柄形は柄前の中ほどを刃方・棟方ともに反らせてわずかに細く仕上がっています。 鶯色の柄巻の菱目から覗く暗朱仕上げの鮫皮の存在感が光りますが、けっして派手ではなくむしろ良い差し色として効いています。

鞘は茶石目塗。石目塗は細かな傷がついても目立ちにくいため初心者の鞘に適しています。 全体的に自然にあるような落ち着いた色使いで飽きのこない一振です。

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
60,000円台
重量
鞘をはらって809g
刀身
標準刀身、約72.7cm (2尺4寸)
刃文
拳形丁子
刀身彫
棒樋
ハバキ
庄内、金仕上げ
切羽
銀仕上げ
T-035-MSU9 梅図鍔
柄長
約22.7cm (7寸5分)
柄形
手合わせ
鮫皮
短冊着(親粒無し、暗朱仕上げ)
柄巻
鶯色木綿糸、諸捻巻
縁頭
K-038-MCP2 水鳥図
目貫
M-050-MAY9 桜図
鞘塗
茶石目塗
鯉口
通常
栗形
並シトドメ/銀仕上げ
下緒
木綿、紺色
鞘尻
通常

お客様の声

昨日、注文させていただいていた、注文番号「xxxx」の刀が届きました。さらに、本日そちらの居合刀で稽古をしてきました。これまで借りていたものより細身ながらどっしりとしていて、まだ慣れませんが力強く振ることができました。
柄も鮫皮が赤いと派手かなあ、と思っていたのですが、落ち着いた色合いになっており、とても気に入りました。
まだ居合は初心者ですが、自分の刀が手に入りとてもモチベーションが上がったので、さらに励んでいきたいと思います。素敵な刀をありがとうございました!!

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