刀部(かたなべ)は、刃物のまちとして広く知られる岐阜県関市に所在します。
現在では包丁やナイフ、爪切りのような生活に役立つ刃物の製造が盛んな関市ですが、古来、武士の世であった時代にはながく日本刀の名産地として名を馳せました。

700余年の時を経てなお、多くの職人たちが刀剣関連の製作に携わるこのまちでつくられる高品質な製品を、ぜひ手にとってお確かめください。

柄の抜ける居合刀

柄の抜ける居合刀

関市の模擬刀職人と真剣職人がコラボレーション。
鞘師のつくる柄から刀身が抜ける本格的な居合刀です。

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柄の抜ける居合刀

関市の模擬刀職人と真剣職人がコラボレーション。鞘師のつくる柄から刀身が抜ける本格的な居合刀です。

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店主のつぶやき

居合刀とは?

刀部では、居合刀と模造刀を次のように区別しております。

  • 居合刀=居合道に使用することができる模造刀
  • 模造刀=金属で日本刀の形状に似せてつくられたもの

模造刀」とは、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)での「模造刀剣類」に該当するものです。
鉄や鋼を鍛えてつくられる日本刀(真剣)を模したものであり、銃刀法にて「金属で作られ、かつ、刀剣類に著しく類似する形態を有する物で内閣府令で定めるもの」と具体的に明記されています。
(模造刀のほとんどは非鉄金属を材料として鋳造で製造されます)

これに対し、「居合刀」を明確に定義する公的な取り決めはありません。
店主の知る限りでは、全日本剣道連盟による定義がもっとも公的かつ具体的であり、信頼がおけるものだと考えています。 すなわち、同連盟が発行する取扱要領のなかで「専門業者が居合道の稽古用として材質や安全面に配意して製作した模擬刀」が「居合刀」であると定められています。

この定めで記される「模擬刀」とは、模造刀とおおむね同じ意味だと捉えて差し支えないでしょう。
「日本刀(真剣)に似せてつくられた刀」が模擬刀の意味するところですから、銃刀法における「刀剣類に著しく類似する形態を有する物」と同義だからです。

居合刀」のうち、用途に応じてさらに細分化した呼び名もいくつか存在します。
居合道の入門者や初心者を対象とした「居合入門刀」や「居合練習刀」は、自分に見合った居合刀の特徴がまだ分からない方に向けてつくられた一般的で癖の少ない居合刀です。
対して「高級居合刀」のように、商業的な付加価値を求めた呼称にはあまり意味がありません。

はじめのうちは道場の居合刀を借りたり、居合練習刀などを使用して居合道を学びはじめます。
そして、日々の稽古を重ねるうちに「ここがこうだったらいいな」と、自身に見合う居合刀の姿がぼんやりと見えてきます。
自分に適した居合刀の姿が見えてきたら、さまざまな部位を指定することができる特注居合刀の検討をおすすめします。