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昭和44年に滋賀県で登録の御刀です。於岳陽豆州松崎岩吉作。刃渡り74.1cm、反り0.7cm。白鞘付き。抜刀術の道場に入門された方が入門用の一振として求められた御刀をお預かりし、拵一式を製作させていただきました。身幅が広く(約3.6cm)反りが浅い(0.7cm)姿のためうまく収めることのできる型鞘が見つからなかったため一作鞘となりました。
昭和51年に福島県で登録の御刀です。無銘。刃渡り71.0cm、反り1cm。白鞘付き。居合に使用するには少し重いとのことで後樋を入れました。柄は新調して豚革巻にし、鞘は白鞘を塗鞘に仕立て直しています。新たに樋を彫ること(後樋)によって反りが変わったり内包する傷が表面化することがあり、そのリスクについて非常に悩まれていましたが最終的にご決断されご依頼をいただきました。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長9寸、鞘を払って771gの居合刀です。ご依頼者様お手持ちの鍔を持込みいただき拵に付けました。また笄・小柄も持込みいただき、鞘を両櫃にして差しています。刀身・柄前・鞘のすべてに趣向が凝らされた見どころのたっぷりの一振です。
冠落し造の刃渡り9寸、柄長4寸、鞘を払って489gの特注短刀(模擬刀)です。短刀は飾って楽しむための観賞用としてご依頼をいただくことが多いですが、本刀は実用の武道具としてご注文をいただきました。刀身の切先から3分の2程度の棟方が削り落とされた形で、さらに鎬地に棒樋と添樋が彫られます。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸5分、柄長8寸5分寸、鞘を払って1,088gの居合刀です。 刃渡りは2尺4寸5分と定寸に近い一般的な長さながら樋のない厚口刀身で1,000gを超える重量を確保しています。 柄下地は真剣のそれと同じように茎に合わせて職人が手づくりする真剣柄。立鼓をとって握りやすくし目貫は中央に寄せています。
昭和二十六年に長野県で登録の御刀です。(葵紋)於武州江戸康継。刃渡り2尺3寸2分、反り4分。拵付き。裏銘には「以南蛮鉄作之」とあります。古い天正拵が付いていましたが痛みが進んでいたことから手頃な価格での拵一式の新調をご依頼いただきました。拵の内容について細かなご指定がなく刀部へお任せをいただきました。ご予算と「茶系のシンプルな拵」というお好みのみをお伺いしそれに見合うよう製作をいたしました。
厚口刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸、鞘を払って911gの居合刀です。無双直伝英信流を学んで4年目の中国の居合家からのご依頼で初めて海外からご注文をいただきました。模擬刀ながら銀製の金具を多く使い、全体を黒と銀の2色でまとめています。武用として落ち着きながらも洗練された印象の一振に仕上がっています。
日本刀を入手し拵をつけたいけれど何をどうしたら良い拵になるのか分からない方に向けて、検討の指針になる5つのポイントをご紹介しています。刀身やハバキの寸法をもとにして寸法を逆算するので御刀に合った不自然でない拵を検討することができます。
新しい目貫7種の取扱いを始めました。すべて骨董をもとにした鋳物写しで真鍮地に各種仕上げを行ったものです。良い骨董目貫を元型にしたようでいずれも非常に良い出来です。これから拵の新調や居合刀の特注製作をお考えの方、柄巻直しをご検討中の方にはぜひおすすめです。
平成十六年に岐阜県で登録の御刀です。兼弘作。刃渡り74.5cm、反り1.8cm。拵付き。日々居合の稽古で愛用されている御刀の修繕をご依頼いただきました。もともと柄巻直しと替鞘新調のご相談でしたが、御刀をお預かりしたところ深い錆が生じていたため研ぎ直しを合わせて承りました。
標準刀身の刃渡り2尺3寸、柄長8寸5分、鞘を払って797gの居合刀です。居合刀の特注製作と聞くと高額な印象を受けがちですが、刀部では差額なしでご指定いただける選択肢を多数ご用意しています。これらをうまく活用することでお好みの居合刀を比較的安価に入手することができます。本刀は鍔と目貫のみ有料オプションを選択し、その他は無料で選択可能な範囲で構成された黒い居合刀です。
平成十年に鹿児島県で登録の御刀です。薩州住源盛篤作。刃渡り71.6cm、反り1.7cm。拵付き。古くなった柄前を新しいものにあらため、鞘は既存のものを活かしてご希望の使用感になるよう工作を行いました。鍔のガタも修正し今後長らくご愛用いただける居合刀に生まれ変わっています。