厚口刀身2尺3寸5分、911g

1084厚口刀身2尺3寸5分、911g

厚口刀身刃渡り2尺3寸5分柄長8寸鞘を払って911gの居合刀です。
無双直伝英信流を学んで4年目の中国の居合家からのご依頼で、初めて海外からいただいたご注文です。 刀部では外国語の対応ができないため発送は日本国内のみとさせていただいていますが、日本に居住するご依頼者様のご友人に協力をいただきお届けをすることができました。

模擬刀ながら銀製の金具を多く使い、全体を黒と銀の2色でまとめています。武用として落ち着きながらも洗練された印象の一振に仕上がりました。

刃文は大きさの揃った互の目が数珠のように見えることから呼ばれる数珠刃風で、名工・長曽祢虎徹の作風を連想させます。 棒樋は先を棟方に流した真剣樋(刀樋)で、ハバキ元で留めず掻き流しています。 二引図鍔は本来錆付仕上げのものですが、全体の色使いに合わせて銀仕上げにしました。

柄はお送りいただいた手のひら写真を参考に握りやすい姿に調整をしました。 はるか中国からでもすぐに写真データを受け取れることに時代の恩恵を感じました。 縁頭、目貫はともに銀製。柄糸は牛表革で光沢があります。

鞘も光沢のある黒呂塗。栗形には銀仕上げの上シトドメが付き、鞘尻には銀製の泥摺形の鐺金具が付きます。

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
120,000円台
重量
鞘をはらって911g
刀身
厚口刀身、約71.2cm (2尺3寸5分)
刃文
数珠刃
切先
通常
刀身彫
棒樋、真剣樋、掻流し
ハバキ
庄内、銀仕上げ
切羽
銀仕上げ
T-065-MIR4 二引図鍔、銀イブシ仕上げ
柄長
約24.2cm (8寸)
柄形
手合わせ、細め
鮫皮
短冊着、親粒無し、白(無着色)
柄巻
諸捻巻、牛革表、黒
縁頭
K-045-MSV0 二重山路図
目貫
M-023-NSV2 鳳凰図
鞘塗
黒呂塗
鯉口
通常
栗形
上シトドメ/銀仕上げ
下緒
木綿、うぐいす
鞘尻
C-045-MSV0 本肥後図

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