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標準刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸、鞘を払って846gの居合刀です。紺呂塗の鞘、紺色の柄巻で全体的に蒼くまとめられたなかに栗形周りの腰鮫着が目を引く拵です。武用として堅牢な印象のなかにもどこか品格の漂う見事な一振となりました。
2021年5月22日の中日新聞 朝刊で刀部の紹介記事を掲載していただきました。開業から間もない時期の取材であったためお見せできる製品や見本品などが少なく、雑談ばかりしていた記憶があります。 しかしそのなかから情報を拾って記事にまとめあげるのですから、やはり新聞記者はすごいですね。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸3分、柄長8寸5分、鞘を払って953gの居合刀です。お手持ちの鍔の象嵌の半分が多く剥がれている状況を活かして拵を検討されました。象嵌の少ない差表方を「陰」、多く残る差裏方を「陽」と捉え、これに基づいて拵全体に陰陽の表現を散りばめた陰陽の拵です。
日本刀諸工作の製作事例です。居合作の拵一式製作です。居合道の練習用に買い求めた昭和二六年に東京都で登録の銘「家次作」、刃渡り二尺二寸七分、反り六分、白鞘付きの御刀に居合道練習用の拵を着せました。ご依頼者様のお好みから鳥の図柄の金具を選択されています。鞘は収まりの良い型鞘(規格物の鞘)が見つかりました。
お預かりをした日本刀(真剣)の拵がどのような状態からどのような結果になるか一連の工作進捗をご紹介していきます。第2回では切羽の位置決めと柄下地の完成をご紹介します。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って831gの居合刀です。縁頭、柄巻の色など柄前の外観を揃えた大小拵としてご依頼をいただきました。本刀はその大刀です。鍔は脇差らしく小さめの喰出鍔を選択されています。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って831gの居合刀です。縁頭、柄巻の色など柄前の外観を揃えた大小拵としてご依頼をいただきました。本刀はその大刀です。鍔は重めの木瓜鍔を選択されています。
現在世界中でたくさんの人たちに親しまれている居合刀・模造刀の製造はいつからどのように始まったのか、刀都と呼ばれる岐阜県関市の口伝や史料をもとに調査してみました。
天正拵の居合刀の柄巻直しのご依頼をいただきました。正絹の柄糸で一貫巻、目貫なしという状態でしたが、細身過ぎて使いづらいことから諸捻巻に改め目貫を追加した例です。
長らく市販されてきたステンレス製小刀の製造が止まってしまっている状況に業を煮やした別のメーカーが代替品の製造についに乗り出しました。運良くその試作品を入手することができたのでご紹介します。