互の目に矢筈乱れ

刃文全体

本日より居合刀の特注製作にて互の目に矢筈乱れの刃文をご指定いただけるようになりました。
広く皆さまに親しんでいただけるよう、有料刃文ではなく差額なくご指定いただける無料オプションです。

矢筈乱れ(やはずみだれ)は矢筈刃とも呼ばれる刃文の一種で、頭の尖った乱れが二つ並び、それが矢筈のようにV形に開いているものを指します。

この刃文の名称のもととなっている「矢筈」とは、その字のとおり矢のある一部分のような形状を示しており、特徴的なかたちは家紋にも散見され、総じて「矢筈紋」と呼ばれます。以下はWikidediaからの引用です。

矢筈(やはず)は、踏み台を使わずに掛軸を掛けるための棒状の道具で、掛け棹(掛物棹、掛棹)が本来の名称である。
元々矢筈とは「矢の尾部のV字形に加工された弓弦を受ける部分」の名称であり、転じてV字形に形成、または加工されたものを指すようになる。

新しく追加された「互の目に矢筈乱れ」は、碁石のように丸みを帯びた互の目を基調として所々に矢筈乱れが交じる刃文を模しています。

武具である刀のなかにさらに別の武具である矢の一部を見出すこの刃文からは、武に対する高い尊敬の念を感じます。 居合道を学ぶすべての方にぜひおすすめしたい刃文です。

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