標準刀身2尺3寸5分、846g

標準刀身刃渡り2尺3寸5分柄長8寸、鞘を払って846gの居合刀です。
紺呂塗の鞘、紺色の柄巻で全体的に蒼くまとめられたなかに栗形周りの腰鮫着が目を引く拵です。
武用として堅牢な印象のなかにもどこか品格の漂う見事な一振となりました。

刃文は互の目が大きく角張ったような箱刃で、徳川家を呪う妖刀で知られる名工村正の作風としても知られます。
棒樋は掻かずに重量を確保しました。
鍔は江戸城を築城したことでも知られる太田道灌作の和歌「露おかぬ 方もありけり 夕立の 空より広き 武蔵野の原」を意匠化した「武蔵野(むさしの)」と呼ばれる図取りです。

柄は刃方・棟方とともに反らせる両立鼓ですっきりと仕上がっています。
柄巻は正絹糸で諸捻巻。正絹糸は肌触りが良く独特の光沢があり、上品な印象になります。
目貫は不動明王図を別注銀燻し仕上げにしました。

紺呂塗の鞘の栗形周りには鮫皮を着せて補強と美観の向上を図っています。 鮫皮は差裏で継ぎます。うまく継がれており良く目を凝らすとようやく中心あたりにうっすらと継ぎ跡が見えます。
鯉口は日本刀(真剣)のそれと同じように水牛角を付けて補強をしています。
また鞘尻には縁頭と同図柄の鐺金具を付けました。

画像一覧

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製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
120,000円台
重量
鞘をはらって846g
刀身
標準刀身、約71.2cm (2尺3寸5分)
刃文
大湾れに箱刃
切先
通常
刀身彫
樋無し
ハバキ
庄内、銀仕上げ
切羽
銀仕上げ
T-044-NIR9 三日月武蔵透図鍔
柄長
約24.2cm (8寸)
柄形
両立鼓
鮫皮
短冊着、親粒無し、黒仕上げ
柄巻
諸捻巻、正絹、紺
縁頭
K-037-MBR2 桜肥後図
目貫
M-012-MAY3 不動明王図、銀イブシ仕上げ
鞘塗
紺呂塗、腰鮫着
鯉口
水牛角
栗形
並シトドメ/銀仕上げ
下緒
人絹山道、紺・黒
鞘尻
C-037-MBR2 桜肥後図

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このたびはありがとうございました🙇 大変 気に入っております😍

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