居合刀(模擬刀)
厚口刀身の刃渡り2尺7寸、柄長1尺、鞘を払って1,038gの居合刀です。刃渡り・柄長ともに製作上限の大身ながら、淡い色合いの鞘とひときわ目を引く鮮やかな柄巻の対比が美しい雄大な拵です。冬と春を思わせる図柄の金具でまとめられ、まるで晩冬から早春への移り変わり表現したような風流な一振になっています。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長1尺1寸9分、鞘を払って1,093gの模擬刀です。ご依頼者様が入手された古い薩摩拵をお預かりし、これに合わせた模擬刀身を製作させていただきました。刀部が販売している居合練習刀や特注の居合刀の刀身と同じ砂型鋳造亜鉛合金製の刀身ですので、観賞用だけではなく素振りなどにもご使用をいただくことが可能です。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って780gの居合刀です。きらびやかな青貝散鞘が目を引く蒼い拵で、大海の雄々しさや神々しさを表現したような美しい一振です。800g未満の素軽さで取扱いのしやすそうな居合刀に仕上がりました。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って695gの居合刀です。樋鳴り(居合刀を振った時の風切音)のしやすい軽い居合刀を求められ、軽量に仕上がるようなご選択をいただきました。重量指定を下限無しの条件に変更して製作し700gに満たない軽量な居合刀が完成しました。
標準刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸、鞘を払って801gの居合刀です。これまでは道場師範の選択した居合刀を使用されていたご依頼者様が、刀身や外装のすべてをはじめてご自身で選んだ愛刀のご依頼をいただきました。本刀最大の特徴ともいえるのが藤色牛裏革の柄糸で巻かれた柄巻。赤色と桃色の間のような色合いが短く起毛された牛裏革の質感と相まって非常に華やかで女性らしい印象を演出しています。
脇差刀身の刃渡り1尺5寸、柄長5寸5分、鞘を払って536gの特注脇差です。全体的に黒色でまとめられ所々に金の差し色が添えられた基本的な脇差の拵のご依頼をいただきました。拵のなかでも目立たせることの多い目貫ですが、あえて黒いものを選択されたあたりにご依頼者様の感性を感じます。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸、柄長7寸5分、鞘を払って1,018gの居合刀です。試斬を学ぶ方からご依頼をいただいた実用の天正拵ですが、重量感のある鍔・しっとりとした握り心地の豚革巻柄・飴が溶けたような色合いの鞘塗と見どころもたっぷりの一振です。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長9寸、鞘を払って831gの居合刀です。金具の色こそ落ち着いていますが柄巻の緑、鞘塗の赤、下緒の白がひときわ目を引く華やかな拵は天正拵というよりも桃山拵といった印象を受けます。「踏ん張りが強く腰の低い」特徴の縁金は強い立鼓をとる天正柄に適しています。
鎌倉時代の名工・藤四郎吉光作の短刀「平野藤四郎」の特徴をできる限り再現した写し製作の模擬刀身です。平野藤四郎、厚藤四郎、岩切長束藤四郎いずれかの写し製作をご相談いただき検討した結果、模擬刀の製造に用いられる素材や技術などがもっとも応用しやすく高い再現度が望める平野藤四郎の製作をご依頼いただきました。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って996gの居合刀です。写実的な蜻蛉の図柄の金具は刀部の通常取扱いにはありませんがお客様のご希望によりご用意しました。柄形はお送りいただいた手のひら写真をもとに調整をしています。拵全体を黒でまとめていますので、柄の白鮫や金具の金メッキなどが活きてきます。長くご愛用いただきたい一振に仕上がりました。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸5分、柄長8寸5分、鞘を払って1,187gの居合刀です。柄の長さいっぱいに茎(なかご)を収めるため、ご希望の刃渡りよりも長い刀身素材に工作を行って刃渡り2尺4寸5分に仕上げつつ通常よりも長い茎長を確保しています。この特注刀身には鍔と柄前が2式付いており、使用時の都合に合わせて付け替えることができます。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長9寸、鞘を払って771gの居合刀です。ご依頼者様お手持ちの鍔を持込みいただき拵に付けました。また笄・小柄も持込みいただき、鞘を両櫃にして差しています。刀身・柄前・鞘のすべてに趣向が凝らされた見どころのたっぷりの一振です。