長崎県K様居合刀特注製作（黒くまとめられた中に金の差し色が光る脇差拵）

脇差刀身1尺5寸、536g

脇差刀身の刃渡り1尺5寸、柄長5寸5分、鞘を払って536gの特注脇差です。
全体的に黒色でまとめられ所々に金の差し色が添えられた基本的な脇差の拵のご依頼をいただきました。

砂型鋳造亜鉛合金製の脇差刀身は刃渡り1尺5寸のみのご用意です。刃文は乱れ。鎬地に棒樋が掻かれます。鍔は外装から少し「はみ出す」さまからその名がついた喰出鍔。

刃渡りと同様に柄長も5寸5分のみのご用意となります。縁頭は人気の高い桜肥後図。寸法小の金具は小刀（脇差）によく合います。拵のなかでも目立たせることの多い目貫ですが、あえて黒いものを選択されたあたりにご依頼者様の感性を感じます。

鞘は黒呂塗鞘。栗形には並シトドメが付きます。鞘尻は大刀と同じように切尻を選択されました。

本刀のように規格物の柄下地・鞘下地をつかって製作をする場合、刃渡りや柄長は固定となります。しかし真剣の外装と同じように刀身合わせの手づくり（真剣柄・真剣鞘）でしたら刃渡りや柄長のご指定がいただけます。お探しの方はぜひお問合せください。

※表示する価格は受注当時のものです