標準刀身2尺3寸5分、833g

標準刀身2尺3寸5分、833g

標準刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸5分、鞘を払って833gの居合刀です。
掘出物コーナーで販売していた別注仕上げの鍔をお求めいただき、後日持込みのかたちで拵としておつくりさせていただきました。 この鍔はもともと錆色を模した黒染仕上げを銀イブシに仕上げ変更をしたものです。これに合わせすべての刀装具も銀仕上げでまとめられています。

刀身は定寸の2尺3寸5分。模擬刀では標準的な棒樋を掻いた一般的な刀身です。特徴が少ないことは汎用性が高いことに比例します。すなわち何か事故などがあっても刀身の交換が容易になります。 竹に虎図鍔は下方に主題となる虎が尾を立てた姿で描かれています。しかし撮影をしていて気づきましたが、この主題の位置は帯刀をした際に柄前の影に隠れてしまいがちですね。

柄下地は茎合わせの真剣柄です。柄巻が疲れても柄前のみをお送りいただいて巻直しを承ることができます。 本刀は木綿巻でご依頼をいただきましたが今後は正絹糸や革糸などに巻直しても良いですね。

鞘の鯉口には補強金具を付け、割れてしまうトラブルに備えています。また鞘尻には縁頭と揃い図柄の鐺金具を付け美観と堅牢さの向上を図っています。 加えて鞘塗は細かな傷が目立ちにくい黒石目塗。随所に実用本位の工夫が見られる鞘となりました。

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
80,000円台
重量
鞘をはらって833g
刀身
標準刀身、約71.2cm (2尺3寸5分)
刃文
直刃
切先
通常
刀身彫
棒樋
ハバキ
庄内、銀仕上げ
切羽
銀仕上げ
持込品(鉄地 竹に虎図鍔 別注銀イブシ仕上げ)
柄下地
真剣柄
柄長
約25.8cm (8寸5分)
柄形
標準
鮫皮
短冊着(親粒無し、白)
柄巻
紺色木綿糸、諸捻巻
縁頭
K-034-MBR2 真鍮地 怒濤図縁頭
目貫
M-010-MBR2 真鍮地 竹笹図目貫
鞘塗
黒石目塗
鯉口
補強金具
栗形
並シトドメ/銀仕上げ
下緒
紺色木綿糸角朝組下緒
鞘尻
C-034-MBR2 怒濤図

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