標準刀身2尺3寸、785g

標準刀身2尺3寸、785g

標準刀身の刃渡り2尺3寸、柄長8寸、鞘を払って785gの居合刀です。
オンライン講座で居合道を学び始めるための初めての一振をご依頼いただきました。 現在は道場に通わずとも居合道を学ぶことができるんですね。本刀のお打合せを通じて初めて知ることができ非常に勉強になりました。

刃渡りはご依頼者様がお気に入りだという山姥切国広(刃渡り70.6センチ)に最近似となる2尺3寸(69.7センチ)をご選択されました。 これを伺い、たまたま工房に山姥切国広写しの刃文の用意があると知ったためご提供をさせていただきました。 乱れ込んだ帽子、湾れ調に箱がかって互の目交じりに大きく乱れる特徴がうまく再現できています。

柄長8寸目貫は表裏とも柄の中央に寄せています。握ったときに指にあたって痛みを感じることが少なくなりおすすめです。 黒色木綿糸の柄巻は、握り心地・見た目ともに癖がなく初めての一振には最適です。 手のひら写真をご提供いただき、職人が握りやすいと考える柄形に調整をさせていただきました。

黒石目塗鞘は細かな傷が目立ちにくいため実用の居合刀向きだといえます。 もともと朱色系の下緒をご検討されていましたが、ご依頼者様の憧れの武将である藤堂高虎の家訓にならって紺色のご指定をいただきました。 (高山公遺訓 第10条:戦道具に柿色は良くない、紺色が良い)

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
50,000円台
重量
鞘をはらって785g
刀身
標準刀身、約69.7cm (2尺3寸)
刃文
山姥切国広写し
刀身彫
棒樋
ハバキ
銀仕上げ
切羽
黒イブシ
T-022-MIR3 桜馬図鍔
柄長
約24.2cm (8寸)
柄形
手合わせ
鮫皮
短冊着(親粒無し、白)
柄巻
黒色木綿糸、諸捻巻
縁頭
K-009-MBR3 虎図
目貫
M-050-MAY9 桜図、中央寄せ
鞘塗
黒石目塗
鯉口
通常
栗形
通常
返角
無し
下緒
木綿、紺
鞘尻
通常

お客様の声

先週あたりに無事届きまして、早速練習をさせていただいております。
(中略)
この度は とても素敵な居合刀をご製作いただき、誠にありがとうございました。
山姥切国広の刃長に近づけたかったこともあり…ただ身長(155cm)に対し刃長約69.7cmとやや背伸びしてしまいましたが
沢山練習をして使いこなせるように精進しようと思います! また手合わせでご製作いただきました柄はお陰様で、とても握りやすいです!
山姥切国広写しの刃文に加え、桜や虎・馬さんがいて、藤堂高虎公の遺訓にもあった紺色も取り入れられ…
私にとって”大好きが詰まった居合刀”となりましたこと、御礼申し上げます。
刀掛台も簡単に組み立てることができ、とても素敵です。

誠にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

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