居合刀(模擬刀)
冠落し造の刃渡り9寸、柄長4寸、鞘を払って489gの特注短刀(模擬刀)です。短刀は飾って楽しむための観賞用としてご依頼をいただくことが多いですが、本刀は実用の武道具としてご注文をいただきました。刀身の切先から3分の2程度の棟方が削り落とされた形で、さらに鎬地に棒樋と添樋が彫られます。
厚口刀身の刃渡り2尺4寸5分、柄長8寸5分寸、鞘を払って1,088gの居合刀です。
刃渡りは2尺4寸5分と定寸に近い一般的な長さながら樋のない厚口刀身で1,000gを超える重量を確保しています。
柄下地は真剣のそれと同じように茎に合わせて職人が手づくりする真剣柄。立鼓をとって握りやすくし目貫は中央に寄せています。
厚口刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸、鞘を払って911gの居合刀です。無双直伝英信流を学んで4年目の中国の居合家からのご依頼で初めて海外からご注文をいただきました。模擬刀ながら銀製の金具を多く使い、全体を黒と銀の2色でまとめています。武用として落ち着きながらも洗練された印象の一振に仕上がっています。
標準刀身の刃渡り2尺3寸、柄長8寸5分、鞘を払って797gの居合刀です。居合刀の特注製作と聞くと高額な印象を受けがちですが、刀部では差額なしでご指定いただける選択肢を多数ご用意しています。これらをうまく活用することでお好みの居合刀を比較的安価に入手することができます。本刀は鍔と目貫のみ有料オプションを選択し、その他は無料で選択可能な範囲で構成された黒い居合刀です。
大切先刀身の刃渡り2尺5寸5分、柄長8寸、鞘を払って1,153gの居合刀です。高額になりがちな大切先刀身を使いながらも無料で指定可能な選択肢をうまく利用して7万円台に収めた好例です。迫力たっぷりの大切先刀身に相応しく1,000gを超える重厚な居合刀で、ご使用者様の体力づくりにも大いに役立ちそうな一振となりました。
大切先刀身の刃渡り2尺5寸、柄長9寸、鞘を払って982gの居合刀です。標準刀身や厚口刀身と違って大切先刀身は棒樋が標準では掻かれません。そのため大切先の迫力に見合った重厚な居合刀になるんですが、本刀は棒樋を掻いて実用的な重量までの軽量化に成功しており、迫力と実用性を両立した武用の一振になりました。
標準刀身の刃渡り2尺2寸、柄長7寸5分、鞘を払って727gの居合刀です。新陰流を学び始めて3年目の女性剣士の愛刀です。金具の竜と梅の組合せから「臥竜梅」と名付けられました。”臥竜”とはまだ世に知られていない実力者の意があるため、これからさらに飛躍しようとする居合家の愛刀にはぴったりだと感じます。
厚口刀身の刃渡り2尺6寸、柄長9寸、鞘を払って895gの居合刀です。別の居合刀(刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って790g程度)を長く愛用されていましたが、師事されておられる先生からの「もっと長い刀を扱えるように」とのご指導を受け本刀のご依頼となりました。棒樋深彫りや軽めの鍔を選択される工夫に加え工房へ「○g前後」ではなく「○g以下」という製作依頼でご希望重量を実現するお手伝いをさせていただきました。
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って793gの居合刀です。重花丁子の刃文が映える刀身は、横手筋を構造的に立たせる横手研ぎに棒樋の真剣樋工作、掻き流しと見どころたっぷりです。鞘は通常の黒石目よりも目が細かく品の良い本黒石目地に鯉口周りだけ鮫皮を着せて研ぎ出しました(腰鮫着)。腰鮫着は見栄えの良さもさることながら、割れやすい鯉口周りを補強できる一石二鳥の工作です。
標準刀身の刃渡り2尺4寸5分、柄長8寸5分、鞘を払って809gの居合刀です。標準刀身を使用しており、刃渡りと柄長はともに居合刀(模擬刀)の標準寸法です。鍔も重量94gの標準的な重さで、総じてクセがなく使いやすそうな一振に仕上がっています。ご自身の想いや好みをうまく表現しつつ機能性を両立した実用本位の居合刀です。
大切先刀身の刃渡り2尺4寸>、柄長8寸、鞘を払って960gの居合刀です。熟考を重ねられたご依頼者様好みの一振で居合刀ではありますが実用ではなく観賞してための楽しむ模擬刀です。切先の姿の画像をご提供いただきできるだけ忠実に再現しました。柄下地は真剣柄のため柄から刀身を抜くことができます。
厚口刀身の刃渡り2尺5寸5分、柄長8寸5寸、鞘を払って1,121gの居合刀です。長大な刃渡りに重めの鍔を付け1,110g前後の重量指定をいただき、非常に重厚な一振に仕上がりました。柄巻は正絹糸で諸捻巻。正絹糸は木綿糸と比べると光沢があって品が良く非常におすすめです。黒石目塗の鞘の鯉口には補強金具を付けて鯉口割れの未然防止の工夫がなされました。