厚口刀身2尺4寸、935g
厚口刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸、鞘を払って935gの居合刀。
茶石目塗の鞘に鶯の革巻柄でどこか侘びた印象の一振です。
身幅・重ねの豊かな厚口刀身に棒樋を掻いています。
刃文は大小の乱れが入り交じる小乱れに大乱れ。織田信長所用として広く知られるへし切り長谷部を思わせます。
鍔は限界まで単純化された武用の鉄地海鼠透図鍔。
柄は立鼓をとり目貫を通常とは逆の位置に据えて(逆目貫)、握りやすさの向上に工夫が凝らされています。
柄巻は鶯色の革巻。裏革の柄はしっとりと握りやすくおすすめです。
鞘の鯉口周りには鮫皮を巻いて補強をしています(鮫皮補強)。鮫皮は研ぎ出さず塗り込めていますので、この補強工作は外観に影響を与えません。
鞘尻には悲劇の英雄・楠木正成公を思い起こさせる菊水図の鐺金具が付きます。
製作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 100,000円台
- 重量
- 鞘をはらって935g
- 刀身
- 厚口刀身、約72.7cm (2尺4寸)
- 刃文
- 小乱れに大乱れ
- 切先
- 通常
- 刀身彫
- 棒樋
- ハバキ
- 庄内、銀仕上げ
- 切羽
- 金仕上げ
- 鍔
- T-018-MIR4 海鼠透図鍔
- 柄長
- 約24.2cm (8寸)
- 柄形
- 両立鼓
- 鮫皮
- 短冊着、親粒無し、白(無着色)
- 柄巻
- 諸捻巻、牛革裏、うぐいす
- 縁頭
- K-001-MBR2 平波図
- 目貫
- M-069-MBR3 鉄線花図、逆目貫
- 鞘塗
- 茶石目塗
- 鯉口
- 鮫皮補強
- 栗形
- 通常
- 下緒
- 人絹単色、紺
- 鞘尻
- C-048-NBR9 菊水図
- バランス
- 950g前後、手元寄せ
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