厚口刀身2尺3寸5分、874g

厚口刀身の刃渡り2尺3寸5分、柄長8寸、鞘を払って874gの居合刀です。
愛知県は尾張西部地方で稽古を重ねる居合家の方からご依頼をいただきました。本作が刀部製品の初めてのお求めだったそうです。製作期間が予想を大幅に超えてしまいご迷惑をお掛けしましたが、お届け後にご満足のお電話をいただくことができました。
- 厚口刀身2尺3寸5分、874g
- 拵全体
刀身は厚口で定寸の2尺3寸5分。棒樋は真剣樋に丸止で古刀の雰囲気を演出します。鍔をはじめとした刀装具はすべて桜の図柄でまとめ統一感があります。
- 刀樋(真剣樋)
- 虎徹を思わせる数珠刃
- 棒樋丸留
- 鉄地 桜透図鍔
柄は刀身の脱着が可能な真剣柄です。居合刀(模擬刀)ながら日本刀(真剣)と同じようにメンテナンスができるので稽古量が多く損耗が激しい方ほど適します。柄巻は肥後拵らしく革巻です。扇の目貫の入れ方については様々な解釈がありますが刀部では扇の要が切先方を向くように入れています。
- 柄前全体
- 扇の目貫は要が切先方に
- 巻留周り
- 桜肥後図の頭金
- 柄前表裏
塗鞘は溜塗。深みのある暗い赤茶の鞘はくすんだ赤系でまとめられた全体の印象に非常に良い合います。鯉口と栗形は真剣の本拵と同じように水牛の角を入れて補強をしています。とくに栗形は丸みのあるかたちで扱いやすく上質な印象となりました。
- 鞘全体
- 鯉口周り
- 水牛角の栗形
- 鞘尻周り
製作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 180,000円台
- 重量
- 鞘をはらって874g
- 刀身
- 厚口刀身、約71.2cm (2尺3寸5分)
- 刃文
- 数珠刃
- 切先
- 通常
- 刀身彫
- 棒樋、真剣樋、丸止
- はばき
- 銀仕上げ
- 切羽
- 金仕上げ
- 鍔
- T-066-MIR4 桜透図鍔
- 柄下地
- 真剣柄
- 柄長
- 約24.2cm (8寸)
- 柄形
- 標準
- 鮫皮
- 短冊着、親粒無し、暗朱仕上げ
- 柄巻
- 諸捻巻、牛革裏、焦茶
- 縁頭
- K-037-MBR3 桜肥後図
- 目貫
- M-029-MBR3 桜扇図
- 鞘塗
- 溜塗
- 鯉口
- 水牛角
- 栗形
- 水牛角 上シトドメ/金仕上げ
- 下緒
- 無し
- 鞘尻
- 通常
- バランス
- 手元寄せ
- 希望重量
- 890g前後
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