厚口刀身2尺6寸、980g

厚口刀身2尺6寸、980g

厚口刀身の刃渡り2尺6寸、柄長1尺、鞘を払って980gの居合刀です。
長尺の刀身ながら軽めの鍔を掛け1,000g未満と比較的軽量に仕上がりました。白・銀・黒のみでまとめられた白銀の拵は威風堂々とした存在感を放ちます。

身幅広く重ね厚い大振り厚口刀身に華やかな重花丁子の刃文が良く映えます。棒樋は留めず掻流しで、古刀の中でも一文字派の特徴再現を狙ったご依頼でしょうか。 鍔は軽量な倶利彫図を掛けます。倶利彫とは唐草文や渦巻文を彫り下げたもので、図柄そのものの面白さに加えて終わりなく繰り返すさまから縁起の良さを感じます。

長大な刃渡りに相応しい柄長1尺の柄前。白色糸で一貫巻です。 一貫巻では目貫を中央に寄せて入れることが多いですが、本刀では表裏の位置を通常とは逆にする逆目貫で入れています。 白い柄巻がより映えるよう柄地の鮫皮は黒仕上げ。拵の隅々からご依頼者様の工夫が感じられます。

鞘も純白の白呂塗です。とはいえ都合上、鯉口と栗形は黒色で仕上げられます。 鞘尻には迫力ある鍬形の鐺金具が付き威風堂々とした印象の一翼を担っています。

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
100,000円台
重量
鞘をはらって980g
刀身
厚口刀身、約78.8cm (2尺6寸)
刃文
重花丁子
刀身彫
棒樋、掻流し
はばき
庄内 銀仕上げ
切羽
銀仕上げ
T-071-MIR2 倶利彫図鍔
柄長
約30.3cm (1尺)
柄形
両立鼓
鮫皮
短冊着(親粒無し、黒仕上げ)
柄巻
白色木綿糸 一貫巻
縁頭
K-045-MBR2 二重山路図
目貫
M-042-MAY2 梵字図、逆目貫
鞘塗
白呂塗
鯉口
通常
栗形
通常
下緒
無し
鞘尻
C-035-MBR2 瑞雲に龍図

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