標準刀身2尺2寸5分、841g
標準刀身の刃渡り2尺2寸5分、柄長7寸5分、鞘を払って841gの居合刀です。
短めの刃渡りながら樋を掻かず800g中盤の重量を確保しました。
肥後金工の写し金具を多用しつつ侘びを感じる色使いで、まるで堅牢で風雅な肥後拵のような外装にまとまっています。
標準刀身2尺2寸5分(約68.2cm)で鎬地には棒樋がなく刃文は直刃。 ケレン味のないすっきりとした実用本位の刀身は飽きがくることなく長くご愛用いただけそうです。 鉄地二引図鍔はもともと錆付仕上げですが、他の刀装具に合わせて別注銀イブシ仕上げ。大きさ、重さともに標準的でつかいやすい鍔です。
柄の長さは7寸5分。ご希望により少し細めに仕上げています。 柄地は短冊着せながら親粒の付いた部位を使用。良い鮫皮だったようで非常に粒立ちがはっきりしています。 銀地の縁頭と目貫を使い、牛表革糸の柄巻で独特の引き締まった雰囲気になりました。
鞘は溜塗。漆を重ねた深みのある色合いを、顔料ではなく染料系塗料を何度も塗り重ねて表現しています。 鯉口は真剣の鞘と同様に水牛の角で補強し、栗形と鞘尻には金具を付けて補強しています。
製作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 130,000円台
- 重量
- 鞘をはらって841g
- 刀身
- 標準刀身、約68.2cm (2尺2寸5分)
- 刃文
- 直刃
- 切先
- 通常
- 刀身彫
- 樋無し
- ハバキ
- 庄内 銀仕上げ
- 切羽
- 銀仕上げ
- 鍔
- T-065-MIR4 二引図鍔、銀イブシ仕上げ
- 柄長
- 約22.7cm (7寸5分)
- 柄形
- 標準、細め
- 鮫皮
- 短冊着 親粒有り、白(無着色)
- 柄巻
- 諸捻巻、牛革表、黒
- 縁頭
- K-045-MSV0 二重山路図
- 目貫
- M-023-NSV2 鳳凰図
- 鞘塗
- 溜塗
- 鯉口
- 水牛角
- 栗形
- R-028-3BR2 土方石目図 銀イブシ
- 下緒
- 正絹昼夜、黒・白
- 鞘尻
- C-045-MSV0 本肥後図
お客様の声
本日 刀受け取りました。
迅速なご対応ありがとうございました。
また、素晴らしい仕上がりに大変満足いたしております。
末永く愛用したいとおもいます。
ありがとうございました。
九七三号
今、はじめての居合刀を入手すべく、色々と調べている所です。
偶然、この記事と写真を発見したのですが、圧巻の完成度に見入ってしまいました。
他の記事も、素晴らしいの一言では片づけられないほどの作品ばかりで驚愕した次第です。
ぜひとも、近い将来に生涯の一振りを発注させていただきたいと思いました。
可能ならば、「刀身も真剣と同じ素材と製法で作成した居合刀」も出来たらと考えたほどです。
唐突に失礼しました。
刀部
九七三号 様、コメントありがとうございます。
できる限りご希望に添える居合刀の製作を心がけております。
よろしければぜひご相談ください。
尚、居合刀(模擬刀)の刀身は刃がつかずつけることもできない素材でできております。ご希望の「刀身も真剣と同じ素材と製法で作成した居合刀」とは模擬刀ではなく真剣そのものになります。ご認識を改めるきっかけになりましたら幸いです。