標準刀身2尺2寸、727g
標準刀身の刃渡り2尺2寸、柄長7寸5分、鞘を払って727gの居合刀です。
新陰流を学び始めて3年目の女性剣士の愛刀です。
今後長らく愛用するにあたって竜の図柄の鍔をかけたいというご希望をいただき、重量条件を踏まえたうえでいくつか候補をご案内し、T-102-NIR9 鉄地 長州雲龍図鍔に決定されました。料金増について悩まれましたが、気に入った図柄であることに加え、高杉晋作(長州)の大ファンということが決め手になりました。
拵の製作内容をお打合せさせていただくなかで金具の竜と梅の組合せから「臥竜梅」と名付けられ、完成を大変楽しみにされていました。 “臥竜”とはまだ世に知られていない実力者の意があるため、これからさらに飛躍しようとする居合家の愛刀にはぴったりだと感じます。 今後ますます成長してゆきたいという意思表明にもつながるのではないでしょうか。
柄巻、鞘塗は茶系でまとめています。
この居合刀の完成後、お届けの準備をしているときにふと栗形の形状が気になりました。
模擬刀の鞘下地のはずなのに、栗形に丸みがあって気品を感じます。
これを工房に確認したところ、やはり栗形の姿を変えてみたと回答がかえってきました。
今後お届けをする居合刀は、本刀のように高確率で丸みを帯びた栗形になっていく見込みです。
製作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 60,000円台
- 重量
- 鞘をはらって727g
- 刀身
- 標準刀身、約66.7cm (2尺2寸)
- 刃文
- 直刃
- 切先
- 通常
- 刀身彫
- 棒樋
- ハバキ
- 金仕上げ
- 切羽
- 金仕上げ
- 鍔
- T-102-NIR9 長州雲龍図鍔
- 柄長
- 約22.7cm (7寸5分)
- 柄形
- 標準、細め
- 鮫皮
- 短冊着、親粒無し、白(無着色)
- 柄巻
- 諸捻巻、木綿、あずき
- 縁頭
- K-023-MBR2 美濃龍図
- 目貫
- M-002-MBR3 梅図
- 鞘塗
- 茶石目塗
- 鯉口
- 通常
- 栗形
- 通常
- 下緒
- 木綿、あずき
- 鞘尻
- 通常
お客様の声
お世話になっております。
本日、私の長きにわたる相棒を無事受け取ることができました。
感無量でこのスッキリとした印象の「臥龍梅」さんを眺めております。
軽いと言っても、アルミに比べると重量感があり、無駄な力をいれずに刀の重みで振れそうです。上達できそうな予感がします。
丁寧に作ってくださり、心より御礼申し上げます。また何かありましたら相談に乗っていただけたら幸いです。
コロナ禍と台風の季節と猛暑と、、悩み多い夏ですがご自愛くださいませ。
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