標準刀身2尺4寸、771g
標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長9寸、鞘を払って771gの居合刀です。
ご依頼者様お手持ちの鍔を持込みいただき拵に付けました。また笄・小柄も持込みいただき、鞘を両櫃にして差しています。
刀身・柄前・鞘のすべてに趣向が凝らされた見どころのたっぷりの一振です。
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- 抜身
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- 拵全体
真剣と見間違うほどの出来の刀身は、職人が手作業で横手筋を構造的に立たせた横手研ぎ、華やかな重花丁子刃文、刀樋（棒樋＋真剣樋）。 鍔はお客様お手持ちの品です。16弁の菊花を影透かしにし四方に雁金を陽透かしにした鉄地の菊花雁金図鍔。
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- 切先周り
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- ハバキ周り
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- 菊花雁金図鍔（持込品）
柄長は刃渡りに対して少し長めな印象の9寸。鮫皮は短冊着ながら親粒の付いた一の切をつかっています。 正絹糸の柄巻はやはり見栄え良く上品に仕上がります。
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- 柄前表裏
鞘は両櫃。差表に笄櫃、差裏に小柄櫃です。この小柄櫃の製作には非常に苦労をしたと職人が何度も漏らしていました。 水牛の角でつくった返角が付き、鞘尻には梵字図の鐺金具が付きます。 塗りは本黒石目塗。通常の黒石目塗よりも石目が微細で艶がある上質な雰囲気です。
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- 鞘表裏
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- 上が笄櫃、下が小柄櫃
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- 上方（刃方）から見たところ
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- 持込みの笄と小柄
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- 返角
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- 梵字図鐺金具
製作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 160,000円台
- 重量
- 鞘をはらって771g
- 刀身
- 標準刀身、約72.7cm （2尺4寸）
- 刃文
- 重花丁子
- 切先
- 横手研ぎ
- 刀身彫
- 棒樋、真剣樋
- ハバキ
- 庄内、金仕上げ
- 切羽
- 金仕上げ
- 鍔
- 持込品
- 柄長
- 約27.3cm （9寸）
- 柄形
- 標準
- 鮫皮
- 短冊着、親粒有り、白（無着色）
- 柄巻
- 諸捻巻、正絹、黒
- 縁頭
- K-004-MBR2 籠図
- 目貫
- M-013-MAY3 秋草図、中央寄せ
- 鞘塗
- 本黒石目塗
- 鯉口
- 水牛角
- 工作
- 笄櫃、持込品の笄を差す
- 工作
- 小柄櫃、持込品の小柄を差す
- 栗形
- 並シトドメ/金仕上げ
- 返角
- 返角付き
- 下緒
- 正絹単色、紫
- 鞘尻
- C-032-MBR3 梵字図
笄・小柄の持込について
模擬刀向けの鞘下地は下地の厚みがおおむね一定ですが、本事例でお預かりをした小柄小刀の重ねが職人の想定を超えて厚かったため小柄櫃の製作が非常に難航しました。
これにより工房から、模擬刀向けの鞘に笄・小柄の持込は不可とされてしまいましたので、今後、笄・小柄を持込いただく場合は真剣鞘で対応をさせていただきます。
https://katanabe.com/orderform/
中西 康二
先日はふざけたバンドルネームでツイッターコメントを入れてしまい、大変失礼致しました。
過去に遊んでいたゲームと連動させていたアカウントを間違って使ってしまいました。
本名でアカウントを立て直して、刀部さんをフォローし直しました。
さて、居合刀を納品頂いてから3週間になりますが、全く飽きの来ない素晴らしい一振だと、改めて惚れぼれしております。
資金が貯まりましたら以前見積もり頂きました既保有居合刀のリフォームをお願いしたいと考えていますので、またよろしくお願い致します。
刀部
中西康二様、コメントありがとうございます。
お届けまでに想定以上のお時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした。
大変にご満足をいただくことができ嬉しく思います。
お手元の居合刀諸工作についてもご依頼をお待ちしています。
今後ともよろしくお願いいたします。