綂景/60.3cm(標準作)

綂景60.3cm、拵一式

令和元年に東京都で登録の御刀です。綂景(綂は統の旧字体)。刃渡り60.3cm反り1.6cm白鞘付き
観賞用として見栄えの良い華やかな拵を求められ、「縁があって自身の手元に来てもらえた御刀により良い拵を」 という想いから途中で小柄櫃の追加もご依頼いただきました。 別途お手持ちの脇差の拵が桜の図柄の金具に若狭塗鞘であることから、本刀もそれに揃えた拵になっています。

もともと雲炎図鍔で検討を進めていましたが、同鍔には小柄を通す櫃穴がないことから小柄櫃の追加に合わせて桜馬図にご変更をいただきました。 これにより取合わせの図柄ながら鍔・縁頭・目貫・鐺のすべてが桜の華やかな拵になりました。

柄巻は鉄紺色の正絹糸で諸摘み巻。本職巻です。正絹糸の摘み巻は非常に美しく仕上がるため、観賞用の拵にはもっともおすすめの柄巻です。 鮫皮は経年の風合いを表現する時代仕上げ短冊着ですが、職人が遊び心で差裏の鮫皮に腹合着の合わせ目のような筋を入れています。わずかな工夫ですがこれだけで腹合着のように見え、どこか上品に感じるのは不思議です。

若狭塗鞘の差裏にはご依頼者様持込の小柄を差しています。小柄櫃・笄櫃は鞘だけでなく鍔や縁金などさまざまな箇所との干渉などを検討する必要があり、細心の注意が求められます。鞘尻には縁頭と揃い図柄の桜肥後図鐺金具が付きます。

拵製作に合わせてツナギのご依頼もいただきました。御刀のみならず木ハバキもできるだけ似せようとした職人の工夫が感じられます。

お預かりをした白鞘の目釘がグズグズだったのでサービスで作り直しをさせていただきました。

工作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
190,000円台
御刀
綂景/60.3cm
ハバキ
御刀付属品
切羽
型切羽/金仕上げ
T-022-MIR3 鉄地 桜馬図鍔
柄下地
製作(標準作)
柄長
7寸程度
柄地
鮫皮、短冊着(親粒付き、時代色揚げ)
柄巻
正絹鉄紺、摘み巻
縁頭
K-037-MBR3-S 真鍮地 桜肥後図縁頭(小)
目貫
M-029-MSV0 銀地 桜扇図目貫
鞘下地
製作(標準作)
鞘塗
若狭塗
工作
小柄櫃
栗形
位置通常、上シトドメ/金仕上げ付き
鞘尻
C-037-MBR3 真鍮地 桜肥後図鐺
ツナギ
木ハバキ付き

お客様の声

今、受け取りました。拵えの作り素晴らしさは勿論ですが、丁寧な梱包で完ぺきでした。どうも、有り難うございました。また、何か有りましたら、お世話になると思いますがその時は又、宜しくお願いいたします。

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