東京都H様 居合刀特注製作（まるで大海を表現したような蒼く美しい拵）

標準刀身2尺4寸、780g

標準刀身の刃渡り2尺4寸、柄長8寸5分、鞘を払って780gの居合刀です。
きらびやかな青貝散鞘が目を引く蒼い拵で、大海の雄々しさや神々しさを表現したような美しい一振です。 800g未満の素軽さで取扱いのしやすそうな居合刀に仕上がりました。

切先を職人が手仕事で仕上げる横手研ぎで横手を構造的に立たせているので、光の当たり具合によっては切先だけが光り真剣と見間違えるほどです。 棒樋の先は真剣樋、ハバキの少し手前まで伸ばして止める五分止工作で真剣らしさに磨きが掛かります。 刃文は大海を表現したような拵によく似合う、打ち寄せる波のような濤乱刃。鍔は鉄地波頭透図鍔を掛けます。

柄長は一般的な8寸5分（約25.8cm）です。 刃文や鍔と同様に、荒ぶる波の様が描かれた怒濤図の縁頭が付きます。紺色の柄巻も拵の主題をうまく表現しています。

ひときわ目を引く青貝散塗。貝殻の内側の真珠層を細かく砕いて塗り込めています。 光が当たってきらきらと輝く様子は波飛沫のようであり、星空のようでもあります。 鯉口は水牛の角で割れ予防の補強をしています。また鞘尻には縁頭と揃い図柄の鐺金具で補強がなされています。

製作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです