標準作の特徴
標準作では、現代の材料や技術をうまく取り混ぜながらも本来の掟に基づいて拵を製作します。
日本刀の拵としてすべき当たり前の作法にそって作られる標準的で一般的な拵がお求めいただけます。自然と品格が漂う拵になりますので、位列は低くともお気に入りの御刀に恥ずかしくない拵を着せたい方などにとくにおすすめですが、居合道や試斬などの武道具としてももちろんご使用いただけます。
製作料金
拵一式:159,000円から(税込)
標準作 拵一式 基本内容
以下の内容がすべて拵一式の料金(159,000円/税込)に含まれます。金具や柄巻などのご変更や工作の追加などももちろん可能です。
- 矢車透図鍔
- 的矢図縁頭
- 袖と薙刀図目貫
- ※1 状態が健全でない場合、別途有償の修正工作が必要となります。
- ※2 同料金で販売する金具へ差額なく変更可能です。他の金具でも別途差額にて変更可能です。
こんな方におすすめ
- 大切な愛刀に高品位な拵を着せたい方
- 確かな技術の職人におまかせをしたい方
- 特別な場で演武披露するための拵をお求めの方
標準作 価格表
拵一式
※拵一式料金には基本料金が含まれます
個別工作
- 記載にない工作でもご相談に応じますのでお気軽にお問合せください。
基本料金
柄前
御刀の茎に合わせて手づくりする柄下地に鮫皮を短冊に着せ、正絹糸で諸撮巻にする柄前です。
一式に含まれる内容
御刀合わせの柄下地製作、鮫皮短冊着(親粒付き、時代色揚げ)、黒色正絹糸・諸撮巻、現代物真鍮地縁頭、現代物真鍮地目貫、煤竹目釘一本打ち
柄地
柄巻
- 標準作の柄前(正絹巻)
- 標準作の柄前(牛表革巻)
- 標準作の柄前(豚表革巻)
※諸捻巻、片撮巻でも差額なくご依頼いただけます
造り鞘
御刀に合わせて職人が手づくりで鞘下地をおつくりします。鯉口・栗形・鞘尻は水牛の角で補強されます。
一式に含まれる内容
御刀合わせの鞘下地(刃渡り2尺5寸を超える場合は差額有り)、黒呂塗
鞘塗
五分艶塗は呂塗ほど鏡面に研ぎ出さずわずかに曇りを残した塗りです。稽古などですぐに細かな傷がついてしまう実用の拵におすすめです。
- 黒色五分艶塗
- 長尺の場合別途差額を申し受けます
- その他各種塗りご相談ください
着鞘
補強
はばき
標準作には華美な銀地はばきがおすすめです。
- 銀地一重庄内はばき
- 銀地一重はばき、家紋入れ
- 銅地金鍍金一重越中はばき
切羽
- 銀無垢切羽 1mm厚
現代物金具
柄下地か鞘下地の製作を含むご依頼をいただく場合、当店で取扱う現代物金具は販売価格から一定の割引価格にてご指定いただけます。
無料で変更可能な金具例
- 松透図鍔
- 真龍透図鍔
- 竹虎図鍔
- 二重山路図縁頭
- 雲龍図縁頭
- 流水に獅子図縁頭
- 梅図目貫
- 十文字槍図目貫
- 虎図目貫
白鞘
御刀を保管するための外装です。通気性を保つため下地に塗りや柄巻をせず白木のままで仕上げます。
補強
継木(つなぎ)
一振の御刀に白鞘と拵が付く場合、御刀の代りに外装をつなぐ木型です。
- 継木
- 木はばき付き