正忠作 73.8センチ、拵一式製作(標準作)

正忠作 73.8センチ

平成30年に滋賀県で登録の御刀です。正忠作。刃渡り73.8センチ、反り2.7センチ。白鞘付き。
反りの深い太刀をお預かりし拵をおつくりさせていただきました。当初は太刀拵の検討を進めていましたがご予算等のご都合により、打刀拵様式の製作をご依頼いただきました。

拵については「全体的に黒でまとめたい」というご要望のみだったため、ご依頼者様のお話を伺いながら細部についてご提案を差し上げ一緒に検討を進めました。 御刀をお預かりをしたのは早春の頃だったため桜の図柄の金具でまとめようということになりました。 鍔は刀部でも人気の高い桜透図鍔です。

柄には鮫皮を腹合せに着せ、黒色の正絹糸で諸撮巻にしました。縁金・頭金は桜肥後図。 もともと目貫も桜の図柄の予定でしたが、ご依頼者様が阪神タイガースファンのためどこかに虎を入れたいということになり虎図目貫をご指定いただきました。

黒呂塗鞘。型鞘ではなく御刀合わせの手づくり鞘で、鯉口・栗形・鞘尻の三ヶ所は水牛の角で補強されています。 気品のある御刀に見合うよう明るい色の下緒を付けてみました。艶のある黒呂塗の肌が引き立って上品な雰囲気に仕上がりました。

工作内容詳細

※表示する価格は受注当時のものです

価格
170,000円台
御刀
正忠作 73.8センチ
ハバキ
現状のもの
切羽
型切羽 金仕上げ
T-066-MIR4 桜透図鍔
柄下地
製作(標準作)
柄長
8寸4分程度、姿良く
柄地
鮫皮 腹合着(時代色揚げ)
柄巻
黒色正絹糸、諸撮巻(標準作)
縁頭
K-037-MBR3 桜肥後図縁頭
目貫
M-078-MBR3 虎図目貫
鞘下地
製作(標準作)
鞘塗
黒呂塗
鯉口
水牛角
栗形
水牛角
下緒
鶯色正絹糸竜甲組下緒
鞘尻
水牛角

お客様の声

コンニチハ
本日, 刀 諸工作納品受領致しました。
丁寧な仕上がりにて有難うございました。お礼申します。
今後ともよろしくお願いします。

日本刀諸工作のご相談はこちらから