無銘 37.9センチ、研ぎ直し・白鞘製作(標準作)
昭和47年に群馬県で登録の御刀です。無銘。刃渡り37.9センチ、反り1.6センチ。白鞘付き。
ご依頼者様お気に入りの脇差をお預かりして研ぎ直しと外装一式の新調のご依頼をいただきました。
同じ岐阜県に在住のご依頼者様で当店の事務所までお越しいただき、実際にお会いしてお話をしながら楽しくお打合せを進めました。
豊かなふくらが特徴的な御刀を研ぎ直し。差し込み研ぎで地鉄の美しさが鑑賞しやすくなりました。今さらながら日本刀の地鉄を撮影するのは本当に難しいですね。 ご希望によりはばきも新調させていただきました。銅地二重はばきで下貝は無地磨きにしています。
もともと白鞘が付いていましたが表面に塗装がされており通気性が悪く保管に適さないことから白鞘も新調しています。 鞘と柄の口をそれぞれ水牛の角で補強しました。同様に目釘穴まわりも正方に補強し、目釘も水牛の角でつくった角目釘です。
工作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 220,000円台
- 御刀
- 無銘 37.9センチ(研直し/差し込み研ぎ)
- はばき
- 銅地金鍍金二重はばき
- 白鞘
- 一式製作
- 補強
- 角口、鳩目(正方)
- 目釘
- 角目釘
無銘 44.5センチ、研ぎ直し・白鞘製作(標準作)
昭和四拾四年に栃木県で登録の御刀です。無銘。刃渡り44.5センチ、反り0.6センチ。裸身。
こちらはご依頼者様が孫娘に遺される御刀と伺っています。はばきが付いているのみの状態でお預かりし仕立て直しをさせていただきました。
いずれ嫁入りの懐剣となれば、と嬉しそうな表情でお話されていたのが非常に印象に残っています。
こちらの御刀も同じく差し込み研ぎで仕上げてもらいました。研師いわく「室町後期の美濃物ではないか」とのことでした。 はばきは銅地の無地を磨いた貝先はばきにしてみました。貝先はばきは貝先が一文字ではなく緩やかな丸みを帯びたものです。 装飾のやすり目が一切ない無地を磨いているため銅の模様そのものを楽しむことができます。
白鞘は目釘穴まわりに丸方の補強をし角目釘にしました。 すでに刀剣にご興味があるというお孫さまのお気に召していただけると嬉しいですね。
工作内容詳細
※表示する価格は受注当時のものです
- 価格
- 190,000円台
- 御刀
- 無銘 44.5センチ(研直し/差し込み研ぎ)
- はばき
- 銅地一重無地磨きはばき
- 白鞘
- 一式製作
- 補強
- 鳩目(丸)
- 目釘
- 角目釘
お客様の声
研ぎ、鎺、白鞘も素晴らしい仕上がりで大変満足しております。
刀も喜んでいます。
(中略)
ありがとうございました。
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